ここまで4戦3勝1分と無敗できた孝司に対し、7戦4勝3敗と約倍の戦績の古田選手とのヘビー級の試合は…選手がヘビー級ならレフェリーもヘビー級の和田さんが行ってくれた。試合開始早々にローキックの連打を蹴る古田選手に対して、カットするわけでもなく貰い続けてた…空手式の下段回し蹴りは重くなぜカットしないのか不思議だった…孝司もローを返すが至って単発で終わってしまう。
数発目には効いたのか表情に出てしまいカットし始めるが後手後手に回ってしまう…
カットをしっかり出来なければヘビー級だけに効いてしまうし、顔面、ボディーのダメージは誤魔化せれば消えて行くがローのダメージだけは残ってしまうので効かされると踏み込みにも躊躇してしまう。
どうしても1R目などは後の事も考えてしまいもう一歩踏み込めない距離で打撃を出してしまう傾向が他の選手でも見られるが、孝司も腰が引けたパンチになってしまう。
ミドルキックは重く蹴れるのでドンドン蹴って行けば相手も出ずらかったと思うがどうしても先手に行けない戦い方になっていた…先に仕掛ければ展開も変わっていたと思う。
目立ったのは相手の攻撃に合わせるカウンターをしたっかたみたいだが、あと半歩近づいて体重を前に乗せてパンチが打てれば相手も効くとがまだ踏み込めていない。
どのラウンドでもこの距離でこのミドルが蹴れれば相手は入りずらいので先手でこの蹴りを多用してもらいたかった…ミドルを中心に上下に打ち分ければ孝司のペースだったと僕は思ってる…
最後の方は吹っ切れたのか行かなきゃ負けると覚悟したのか自分の距離でパンチも出てくるが、ローキックを貰ったダメージと印象度がジャッジに響いた…
左の足も紫色に変色してる事やちゃんとカットが出来ないとジャッジはそういう場所でも判断する。
この前のM-1の興行に2試合連続で参戦して前回は判定負け、今回が判定勝ちだったので古田君もホッとした表情だ…以前も大森大会で判定勝ちをしてるので、彼のM-1戦績は3戦2勝1敗だ。