よっちゃんの気まま日記♪

2009-02-27

世界標準のランキングとタイのアンダップ

まず、この写真は関係ありません…ロップがルンピニーで試合をしてた時の一枚です…タイトルのRanking(英語)อันดับ(タイ語)様は順位ですが、基準がタイだけちょっと違います。何が違うかと言えば、普通ボクシングやキックボクシングなどは、ランキング戦を行って順番を決める訳ですがその場合フェザー級のランキング戦ならば、当然57.15kgか126p以下で体重を合わせて勝った選手がより上位になる訳です(当然ですが)では、タイのอันดับとはどんなものなのか?当然、ルンピニーでもラジャダムナンでもプロムエタイ協会etc…などランキングは色々ありますが、世界標準のランキングではありません!何故ならボクシングやキックの場合純粋にスポーツです。
たまにラスベガスやマカオなどのギャンブルのメッカなどでは賭けが行われますが、試合に先立つのは純粋にチャンピオンに挑戦できる上位選手などが挑み、オッズも変わりますがそれを楽しむもんです。
しかし、タイの場合は賭けが先に先行してしまうマッチメークなのです…なのでこのマッチメークならば赤の選手が132p青の選手は135pで体重ハンデをつけましょうなどとやってしまうわけです。
そこで日本では考えられない様な試合を挙げてみますと、一昨年の年末に行ったルンピニーSフェザー級タイトルマッチ、リミットは130pですが絶対王者のセーンチャイ・ソーキングスターは128pで対戦相手のオーローノー・ウォーペットブーンは純粋に130pで行いましたが、なんとオーローノーがまさかの勝利…翌年、タイトルマッチで再戦した時も王者になったオーローノーが130pなのにセーンチャイは128pだった。
結局、一応の立場は代わってもギャンブルとしての接戦がないとギャンブラーが楽しまない為との苦肉の策でしかないのです…もうひとつの例を取ると、セーンチャイは130pの王者、ムエロークで日本初上陸をしたウティデートは122pの階級の選手だがここでのマッチメークでもこんな事が、セーンチャイ124pに対しウティデート126p…どんだけ階級を上げたり下げたりしてるのであろうか?随分と話がそれてしまったが、タイの選手に限っては現在自分が居る純粋な階級での試合はあまり行われていないと言う事である。
まー日本でもたまに62kg契約とかありますけど、タイトルマッチだって体重を違えてしまうのだからやはりスポーツ選手と言うよりは、競馬や競輪etc…などの選手に近い訳なんです…では、ランキングはどう決めているのだろうか?それは自分が一番適合した階級でジムの力やプロモーターの力、そして自分がトップ選手と互角以上に渡り合えた戦績などで決めているのです。
したがって、ランキングに入っていなくても凄く強い選手もいれば、チャンピオンなのに年中負けるがタイトルマッチだけちゃっかりと勝ってしまいチャンピオンから落ちない選手もいます…だからよく日本のプレスの方がタイのトップ選手と日本人選手が接戦した場合など『この日本人は、タイのランキングなら何番くらいですか?』などと聞かれてランキング戦など行った事が無いタイ人に聞いて、分かりませんとキッパリ言われてる姿を良く見かけます。
そんな訳でして、タイ国内の事情はちょびっと違う訳なんです、ハイ!

※タム(コムパヤック)がルンピニーランカーだった頃のメインイベントの一枚、惜しくも判定で負けちゃったけどタムはタイではスーパースターです。


 
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