よっちゃんの気まま日記♪

2010-03-30

あれは何だったのだろう?

昨日、ひょんな事から僕が子供の時の一大ブームだった事を急に思い出して疑問に思った…小学校の低学年だっただろうか、コカコーラが子供にヨーヨーブームを焚き付けたのである…ヨーヨーの種類は3種類150~250円程だったか一応は全種類持ってはいたが自分なりに使いやすかったのはグレードが2番目のヨーヨーで練習をしたものだ。
当時の僕は埼玉県浦和市中尾(現埼玉県さいたま市緑区中尾らしいけど)と言う住宅と畑が50:50ほどの田舎に住んでいたが、当時はTVゲームなんぞはインベーダーも無く、白黒のブロック崩しがあった程度…身体をめーいっぱい使った遊びが支流だった。
そして学校や駄菓子屋の前では上手い奴は得意気に下手な奴は一生懸命になって練習をし、喉が痛いのを我慢してさほど飲みたくも無いコーラーを飲んでた覚えがある…TVで流れるコーラのCMではやはり決まって赤いジャケットに白いスラックスの全米チャンピオンが技を披露してた。
当時では今の様に外国人は少なく、東京や横浜のある一部で金髪で色白の大きな人を見ると誰でもアメリカ人だと思っていて、そんな外人を近くで見ると芸能人にでも有ったかの様な気持になっていた…CMでは『君の町に全米チャンピオンが行くかもしれない』ってフレーズが流れ始め学校では隣のドコドコに来たらしいぜ!なんて噂で持ち切りだった。
そして数日後、近所の駄菓子屋兼生活雑貨の店のドアにおっさんかおばさんが書いたであろうマジックの汚い字で『?月?日午後4:00全米チャンピオンが来る』って張り出しがあってそれを見た僕達は、みんなで大騒ぎして倒れそうになった…そしてその日その雑貨屋の前に来た子供はたった10人程度、しかも3人のコカコーラから派遣されて来ましたと言わんばかりの赤に白衣装で髪は7:3の如何にもアメリカ人って感じの男性2人と女性1人がやって来た。
早々にカタコトでチャレンジするのは誰ですか?などと言われ4人ほどの上級生が手の甲に油性のマジックで番号を書かれ順番に演技を始める…僕の中ではいつも上手と思っていた上級生が緊張の為か、一番低レベルの空回りが出来ずそこで終了し彼は悔しさから端っこで子猫の様に震えて泣いていた…それから全米チャンピオンの演技が始まると子供達は、関根勤の様にキラキラと目を輝やかせ見てた。
参加賞のオリジナルヨーヨーを参加もしていないのにドサクサで貰った僕は、有頂天になってた…3人の外人はカタコトで又会いましょうと歩いて帰って行った。
感動した僕は、カラスの鳴き声を聞きながら家に戻って一日興奮していた事を覚えてる…がっ今思えばあの全米チャンピオンは本物なんだろうか?あんな田舎に誰が金を払って全米からチャンピオンをドサ回りさせる為に呼んだのだろうか?全米チャンピオンって何人いるのだろうか?彼らは本当に全米の選手権で名を上げたヒーローなのだろうか?何でカタコトで流暢に日本語を話したのだろうか?
それは日本コカコーラだけが知っている…

いまだに疑問である(。→ˇ艸←)


 
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